8-01 大会の手続き
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第8章,この章では、レースについて解説します。
第1項のタイトルは、「大会の各種の手続き」です。 時間は約3分です。
1、選手登録。
ボートの公式大会に参加するには、クラブが都道府県ボート協会と日本ボート協会に、また選手が選手登録に、登録されていなければなりません。
2、メディカルチェック、アンチドーピング、クラシフィケーション。
選手は、スポーツをしても健康上の問題がないことを、確認しておく必要があります。
心臓疾患などの持病や健康リスクがある場合には、適切な予防的ケアをしてロウイングに取り組まなければなりません。
また、指導者にも、そのリスクと配慮のしかたを知らせておく必要があります。
パラロウイングの競技を目指す場合も、もちろん「アンチドーピング」のことを、正しく知っておく必要があります。
意図的なドーピングでなくても、医師の処方する治療薬、市販薬、民間薬、サプリメントなどで、ドーピング違反となることがあります。
パラロウイング種目では、障害の程度を検定する「クラシフィケーション」という手続きがあります。
これを受けることで、障害の程度を認定されます。
視覚障害では、B1,B2,B3のクラス分けがあります。
3、代表者会議。
レースの前には代表者会議があり、競技の日程やコースの説明、諸注意、質疑応答が行われます。
必ず出席し、特に、水域のルール、安全面の注意事項にもよく注意しなければなりません。
代表者は、それをクルーとスタッフの全員に徹底しなければなりません。
4、監視、配艇。
レースでは、クルーが、届けでのとおりかを確認する「監視」があります。
また、主催者がボートを用意する「配艇」レースでは、配艇の手続きが進められます。
細かいことは大会で異なるので、開催要項や代表者会議での説明をよく理解しておきましょう。
5、艇の計量。
艇には重さの規定があります。
自艇で参加するレースでは、レースの直後に、艇の計量を行う場合があります。
事前に予備計測ができるので、規定重量をパスしていることを確認しておきましょう。
6、メンバー,ブレード,ユニフォームの変更や棄権届。
補欠との交代、バウと3番の入れ替えなどのシート変更、ブレードカラーやユニフォームの変更、不統一などは、文書で届け出ます。
一度交代したメンバーは、元に戻すことはできません。
棄権の場合は、「棄権届」を提出します。
手続きをしないと「失格」になります。一度届け出た棄権は撤回できません。
以上で,「大会の手続き」の説明を終わります。