ワークスルーとストレッチャー、レール
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項番号3の5。 タイトルは「ワークスルーとストレッチャー、レール」です。 時間は約2分、ファイルサイズは約3メガバイトです。 二千十四年二月二十三日に更新しました。
ワークスルー、ストレッチャーの前後位置・高さと角度、レールの調整などは、効率的に漕ぐことを考える際に重要です。 ここでは、基礎的な定義や計測方法などを説明します。
1。 ワークスルー。
ワークスルーは、本質的には漕手に対するオールロックの前後位置のことです。 測定点は、シートを最もスターン側に寄せた時の、シートの前面から、オールロックの「回転軸」までの前後距離、と定義します。 ただし、シート前面ではなく、レール有効長の(フロントストップを除く)前端を測定ポイントとすることもあります。 また、オールロックの回転軸ではなく、オールロックのフェイスとすることもあります。 どの場所で計ったアタイか、注意が必要です。
また、ストレッチャーの前後位置も重要で、ピンからヒールまでの距離、いわゆる「ピントゥーヒール」、「ピンヒール」も、しっかり把握する必要があります。 ワークスルーに関連する調整は、レールの前後調整などがあります。
2。 ストレッチャーの高さと傾斜。
ストレッチャーの高さは、シート座面を基準として、シューズのかかと内側の高さで測ります。 ヒールデプスと言います。 ストレッチャーボードの傾斜は、角度計で測定します。 ヒールデプスや傾斜は、体の柔軟性、キャッチのゼンケイ姿勢、漕ぎやすさなどに関係します。
ストレッチャー周辺のネジは、漕いでいるときにも緩みやすいので、調整した後はしっかり固定します。
そのほかに、ストレッチャーの調整要素としては、左右の「足の幅」や「ひらき角度」などもあります。
以上で,「ワークスルー、ストレッチャー、レール」の説明を終わります。