リガーとオールロック

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項番号2の5。 タイトルは「リガーとオールロック」です。 時間は約3分、ファイルサイズは約5メガバイトです。 二千十四年二月一日に更新しました。
1。リガー。
オールの支点となるオールロックを支えるために、ガンネルから外に突き出したフレームを、アウトリガーまたは単にリガーといいます。 金属製のパイプや新素材を用いたもの、さまざまな形、があります。 リガーのうち、オールロックの上部をささえる部品を、バックステイとかトップステイといいます。 バックステイは、オールロックの角度を調整する部品ではなく、設定された角度を保持するための補強部品です。 先にオールロックを正確に組みつけて固定し、そのあとで、バックステイの長さを調整してとりつけます。 調整するための部品としては、ターンバックルといって右ネジと左ネジ(逆ネジ)を持つタイプは、緩める方向に注意しながら両方のロックナットを緩め、中間の部分をまわして調整します。 片方だけを回転させてはいけません。 そのボートの構造に合わせ正しく使いましょう。 リテインリングという部品で調整するものもあります。
ナックルフォアやつきフォアなどでは、艇をリガーで持ち上げたり支えたりしてはいけません。 シングルスカルなどはリガーの根元を持ってもよいでしょう。 リガーが、地面や他の艇に接触しないよう、艇を裏返すときや艇庫内では充分に注意しましょう。 またジョウテイの後はよく洗って拭いておきましょう。

3。オールロック、オアロック。
オールロックは、オアロック、ロウロック、クラッチなどさまざまな呼び方があります。 リガーの先端に取り付け、オールを支える重要部品です。 オールロックには、その固有のピッチを調整するため、「ブッシュ」を選んで挿入します。 基本的には、他の部分がよく調整されていれば、5度か6度がついていれば良いでしょう。
オールロックのゲートには小さなナイロンナットまたはダブルナットがついています。 これはゲートの締りすぎを防ぐもので、適切な位置にないと、オールロックの内径が小さくなりすぎ、シャフトの回転に支障をきたすので、正しい位置で固定します。約1ミリメートル程度、隙間を空けた位置です。

4。 オールロックの台座。
オールロックを支える台座は、オールロック回転軸のゼンケイ、つまりスターン方向への傾き、そしてガイケイ、つまり艇の中心から離れる外方向への傾き、ワークダカつまり高さ、そしてリガースプレッドまたはスパンなどを調整する機能があります。 リガーとの組合せで、さまざまなタイプがあります。

以上で,「リガー・オールロック」の説明を終わります。