ロウイングの定義

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項番号1の9。 タイトルは「ロウイングの定義」 時間は約三分、 二千十四年一月十九日版。 1。 ロウイング。漕艇。ボート。
「ロウ」は英語でアール・オー・ダブリュー。「漕ぐ」ということです。 ロウイングとは、ボートを漕ぐことで、「漕ぐ艇」と書いて「そうてい」。 ボートとか、「きょうそう」などとも呼ばれます。 ひとつの艇に乗る仲間を、クルーと呼び、「ソウシュ」つまり漕ぐ人と,「だしゅ」つまり舵を操る人で構成されます。 舵手は、コックスとも言います。 コックスは、ラダーとも呼ばれる舵の操作と、ソウシュへの指示をします。 コックスのない種目もあります。
2。 競漕艇。
競技スポーツとしてのロウイングで使われる一般的なボートは、船体が卵の殻のように丸くて薄いことから、「シェル」ともいいます。 安定の良い「ナックル」というタイプもあります。 公園のボートとの違いは、「座席が前後に動き、脚力を利用して漕ぐことです。 また、競漕艇は、まっすぐ速く進むことを目的としているので、軽量で細長くなっていて、オールの支点となるオールロックは、ふなべりから張りだした「リガー」にとりつけられています。
3。 オール。
オールにはふたつのタイプがあります。 スイープは漕手一人が1本のオールで艇の片側を受け持って漕ぐタイプです。 スカルは、漕手一人が2本のオールを持ち両側を漕ぐタイプです。動作やボート構造の対称性により、スカルのほうがスイープよりも高速になります。スイープとスカルは、オールの種類をさしますが、そのオールを使うボートの種類の呼び方としても使われます。 また、「オール」とは、スイープもスカルも両方含めた意味ですが、狭い意味では「スイープ」だけを差しています。
4。 ボートの種類。
現在、競漕用のボートには、一人乗りのシングルスカルから、8人で漕ぎコックスが乗るエイトまで、多くの種類があります。 シングルスカルの全長は約八メートルで、重さは十四キログラム以上です。 エイトの全長は約十七メートルで、重さは九十六キログラム以上です。そのほかに、市民レガッタなどで用いられる、安定の良いナックルフォアもあります。パラロウイング種目の中で、視覚障害者が乗る種目としては、男女混成の舵手つきフォア(エルティーエーフォア)があります。
5。 レース。
ボートの競漕は、普通は直線コースで、分離されたレーンで複数の艇がが競漕します。 国際レースは二千メートルですが、パラロウイング種目や、国内の国体や高校生の大会などは、千メートルです。 そのほかに,冬季にはヘッドオブザリバーレースといって、長距離を漕ぐレースもあります。
以上で、「ロウイングの定義」の説明を終わります。