ウマ(uma), 艇置台

Encyc-ROW-pedia OZAWA ROWING [2018-9-7]

艇を置く台のこと. 艇置台とか船台とも. ナックルフォアを置くリジッド(=可動部のない船台)もあるが,最近は折り畳み式の金属(鉄またはアルミ)のものが主流である. リジッドのものはまさに四本足で馬の形をしていたのでそう呼ばれてきたのがわかる. これは英語でも同じで,「saw-horse」または「sawhorse」,「saw-buck」,「trestle」,「buck」などで画像検索してみてほしい.
リジッドのウマに,艇を伏せて置く場合は,ガンネルで受ける場合,艇をねじらないように水平に置く必要がある. 折り畳み式の,艇を受ける部分が布製のウマに艇を表にして置く場合,ぐらぐらするので,リギングの時などは安定させる必要がある. 簡単には,ウマを斜めにする方法もあるが,これは注意しないとウマの堅い部分でハルを傷つけてしまうリスクもある. そのため配艇の大会では「禁止」とされることもある. 私自身はこの方法は嫌いなので,実際,ウマ斜めはほとんどしない.ウマとハルの間にクッションを置くか,きちんとリギングするときは,ロッドで固定する. ロッドの話は別の項で説明する予定.
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