バウ・ウィング・リガー(bow wing-rigger)

EncycROWpedia OZAWA ROWING
リバースウィング,バックウィングと同義. ウィングリガーの様式のひとつで,バウ側(レールのバックストップ側)からオールロック位置に主桁(主翼)が伸びる構造のウィングリガー. オーソドックスなパイプリガー構造(3点式リガー等とも呼ばれる)に続いて,最初にストレッチャー側から主桁(主翼)がオールロックに伸びるスターン・ウィング・リガーが登場し,その次に逆のレイアウトで,および/または 漕手の背後からといった意味で,リバース・ウィングとか,バック・ウィングと呼ばれることもある. しかし,混同しやすいので,バウ・ウィングという言い方が最も誤解がない. ウィングリガーの利点は,逆風時の空気抵抗削減や,メインステイの省略によりコックピットの内部構造の整理でレール幅も広く取れることなど(小艇で有利),さらにバウ・ウィングの利点は,最もロウイング荷重の大きなキャッチ側で強度を出しやすいことなどがある. 登場当初は,それでも結構重かったが,2017年頃にはかなり軽く品質も向上してきた. [2018-7-28]
Bow-wing-rigger

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